2014/2/19
「宇宙旅行の時代がやってきた」(「中村俊一の教育BOX」放送内容 ゲスト:山崎大地さん
2014年2月1日(土)「中村俊一の教育BOX 新春スペシャル 第2回」の放送内容です。ただし、放送そのままではありません。

只今、スラバヤですので、放送のアップが滞っておりました。なぜなら、自分の番組が聞けないからです。特にゲストの回はできあがった放送を聞かないと、どんな内容になっているのかはっきりと分かりません。

実は日本で、文字起しのバックアップに入ってくれていた藤木課長が産休に入ってしまったので、代わりの人材がちょうど繁忙期で見つからなかったんです。

ちなみに、その藤木課長ですが、昨夜無事に3200gの女の子をご出産されました。おめでとうございます。

ところで、日本のバックアップですが、私の教え子である吉村さんが引き受けてくれましたので、今後、順調にブログにアップできると思います。吉村さん、ありがとう。

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今夜はゲストに国際宇宙サービス代表の山崎大地(やまざき たいち)さんにお越し頂いています。さて、大地さんには、1月もゲストにお越し頂いて、実際に実現された夢のお話、あるいは、山崎大地流の夢の叶え方のお話をうかがいました。

いよいよ今年からバージンギャラクティック社の宇宙旅行が始まって、山崎大地さんも搭乗されるということなんです。そこで今夜は、宇宙旅行の時代がやってきたと題して、山崎大地さんがされている宇宙ビジネス、これについて詳しくうかがいたいと思います。大地さんの会社も宇宙ビジネスのベンチャーなんですよね。


山崎大地さん曰く、(以下「    」内は山崎大地さん)

「そうですね。会社を立ち上げたのは結構早くて、2005年からやってるんですね。今までの間はずっと準備期間という形で、いよいよこれからうちの会社も本領発揮という段階にやってきたところで、すごくわくわくしてるんです。」

「宇宙旅行って、今言ってた通りこれから始まるっていうふうに言われるんですけども、実は、宇宙旅行って2001年から始まってるんですね。」


おお。2001年からなんですか。


「そうなんです。『2001年宇宙の旅』っていう映画もありましたけど、それが現実に宇宙旅行者が現れてきて、その当時で30億円40億円っていうお金を払って、ロシアの宇宙船に乗って、日本も関わっております国際宇宙ステーションという所に1週間くらい滞在するという旅行です。ロシアの宇宙機関が、3人乗りの宇宙船の宇宙飛行士の席の一人分を売り出して、それを買って宇宙旅行に行ったお客さんたちがこれまでにもう7人もいるんですね。」

「さらにこの後も、イギリスの有名な歌手の方でサラ・ブライトマンさん、あるいはグーグルの社長とか、そういった方々も、その高い宇宙旅行に申し込んでいます。なので実は宇宙旅行はもう始まっているのです。」

「ただ、値段が高いので庶民的にはまだまだ難しかった。でもようやく今、1000万とか2000万とか、桁がだいぶ安くなってきて、普通の人でもなんとか頑張れば、家を買うのをちょっと我慢すれば、宇宙に行けるという時代になりつつあるっていうところなんですね。」


どうやって飛ばしてるんですか?宇宙船は。


「宇宙船の会社によっても色々やり方はあるんですけども、基本的には小型ジェット機のような飛行機にロケットが付いてて、ビューっとこう空を飛びながらロケットに点火して、そのまま宇宙に飛行機のように飛んでいくという形ですね。」


飛行機に搭乗するっていうことになるんですね?


「そうですね。空港の滑走路から飛び立っていって、そのまま宇宙に行くので、発射台とかはいらないですね。今後は世界中空港さえあればどこでも宇宙に飛び立っていけるという、そういう時代になっていきます。」


もうスペースシャトルの時代じゃないんですね。


「そうですね。もうスペースシャトルも2011年に終わりました。というのも、アメリカの民間の会社がロケットを自前のお金で開発をしたんです。それも、税金使わずに開発をするので、値段がすごく安く済むんですね。民間がやると効率よく開発を行いますので、スペースシャトルの10分の1くらいの値段で、物資だとか人を宇宙ステーションとか宇宙空間に送り出すことができるようになってきた。それによって、もうスペースシャトルはお金がかかり過ぎるのでやめましょうという流れになってきたんですね。」


訓練とか、いわゆる宇宙服っていうのを着なくてもいいんですか?


「はい。どれだけ宇宙にいるかによって、準備は色々必要になってはくるんですけども、その飛行機型の宇宙体験っていうのはだいたい2時間くらいで地球に帰ってきてしまうんですね。そのための訓練としては、一応無重力の体験と、過重力と言って、遠心加速器みたいなのに乗って、3Gとか5Gとか、そういったG(加速)を一応体験しておいた方がいいでしょう。いきなり宇宙に行って無重力になったり、帰ってくるとき加重力になってびっくりしないように事前に体験しておくのですが、それも必ずやらなければいけないわけではなくて、やりたい人はやればいいしみたいな、そういうノリなんですね。」


じゃあもう本当にお金があれば?誰でも行くことができる。


「そうですね。更に今、ホテルも宇宙空間に建設が始まろうとしているんですね。2時間とかじゃ物足りない。もっと1週間とか1か月とか宇宙にいたいという人にも、そういう場所が今作られつつあるということで、もう宇宙飛行士にならなくても宇宙に行くことができるんです。」

「そして自分のやりたいこと、例えばミュージシャンだったらそこでコンサートがやりたいだとか、学校の先生だったらそこから授業をやりたいだとか、あるいはこういったラジオの放送だったら宇宙からラジオ放送とか、そういったことも可能になっていくんですね。」


なるほど。経費で宇宙へ飛んでラジオ放送するなんて素敵だね。


「そうですね。レディー・ガガさんっているじゃないですか。あの方もバージンギャラクティック社の宇宙船に乗るっていうことで、昨年に世界的なニュースになってたんですね。日本では岩城滉一さんも宇宙旅行に行くということで話題になっています。」

「そういった形でもう、本当に一般の方たちというか、宇宙とは関係ない世界の分野の第一人者、活躍されている方が宇宙に行ってますます領域を広げていくというか、可能性を広げていく。今はまだ誰もやっていないことだらけで、チャンスがいっぱいなので、アイデアを思いついたら勝ちなんですね。」

「何をやっても“世界初”という冠が付きますので、そうなると話題性もすごいですし、宣伝効果もありますし、それこそ会社の経費で宣伝広告費で宇宙へ行って、初めて宇宙で何かをしましたっていうだけでものすごい。」

「何て言うんでしょう。メリットというか、フィードバックが何倍にもなって返ってくる。それが2500万円で出来るとすると、もしかしたらそれが将来的に1億円10億円という形で返ってくるかもしれない。世界ではそこにみんな賭けているところなんですね。」


山崎さんの夢もどんどんふくらんでいくかもしれないですね。


「そうなんですよね。もう無限にどんどん、どんどん、いまなら思いついたら何でもできてしまうので、うちの会社も、現在40くらいの事業を同時に進めてるんですね。」

「例えば宇宙教育だったり、宇宙食の開発だったり、あるいは宇宙で着るものだったりファッションだったり、あるいはお医者さんによる宇宙での医療行為だったりとか、あるいは宇宙アイドルだとか、宇宙芸術とか・・・色んな分野のことが宇宙でできるので考えだすとキリがないんです。」

「宇宙に人の活動領域が広がっていくってことは、現在地上の市場で行われていることが全部宇宙でも必要になってくる、あるいはできるようになってくるということなんですね。お客さんはみなさん自分でお金を払って宇宙に行きますから、あれもやりたいこれも食べたい、こんなことができる、というように色んな要望が出てくる。」

「ただ、今問題なのは、それに応えられるサービスだとか会社がないんですね。ないっていうことは逆に言えば、ライバルがいないということだし、ものすごいチャンスなわけですね。それを今から自分がやってしまったら、それはもう世界でその会社しかできないっていうことになるんだろうと思います。そこで、うちの会社(国際宇宙サービス)では、宇宙に関わりたいお客さまが色々望んでいて、まだ他が手を付けていない宇宙のサービスをどんどん提供できる、そういう宇宙サービス企業にしようと思ってるんですね。」

「例えば、もちろん宇宙旅行に行きたいっていう人たちのサポートもしますし、無重力体験の訓練も自分でやりたいっていうのであればサポートします。宇宙で放送をやりたいと言ったら、そういった会社とコラボレーションしながら実現していく。そういうひとつひとつの要望に応えていける。うちの会社ではそういう準備をしているところなのです。」


なるほど。実際に今もう、無重力体験を日本で、山崎さんの会社がやられているんですよね?


「そうですね。無重力体験飛行は日本では名古屋の小牧空港にある、ダイヤモンドエアサービスという会社がやっております。そして、うちの会社がお客様の窓口となりまして、添乗サポートつきで、お客さまの要望を無重力で応えるというサービスを行っています。」

「実際の飛ぶ所は、離発着する所は名古屋なんですけども、本当に無重力を作り出すのは太平洋の上空、あるいは日本海側の上空8000メートルくらいの試験飛行空域のところで行います。大体1回20秒から30秒くらいの無重力を体験できる。それを1回のフライトで10回くらい体験することができます。みなさんそのなかでいろいろな自分たちの夢を叶えたりとか、仕事のアピールをしたりとか、中にはプロポーズをされた方もいたりします。」


すごーい!無重力プロポーズ。なかなかないですね。


「プロポーズでそこまでされちゃうと、さすがに断れないですよね(笑)。うちの会社では、毎日そういう面白いことをサポートすることを仕事としてやっております。」


宇宙ホテルっていうのはどんな形なんですか?


「ちょっとこれは想像するのはなかなか難しいですし、言葉で説明するのも難しいんですが、膨脹型のモジュールっていうのをNASAではもともと開発しており、それを民間企業が買い取って、宇宙ホテルを造っています。どういうことかというと、風船みたいに膨らむ形をしてるんですね。」

「材質は宇宙服みたいな生地でできてまして、打ち上げの時はしぼんでて、宇宙に行って膨らませて大きな空間を作り出すっていう感じです。その技術を使って、要は大きなスペースをまず作って、そこを部屋割りをしていって、ここはカフェテリアやご飯を食べる所、ここは無重力で楽しむ所、ここは寝る所っていうのを分けていく。そしてそのモジュールが更に合体してどんどん拡張していってブロックのように大きくしていくことができるんですね。」

「その最初のひとつめが来年2015年に打ち上がって国際宇宙ステーションとドッキングさせて、約2年間安全性の試験などをして、問題なければ宇宙ステーションと分離して、同じようなものを、どんどん打ち上げていってドッキングさせていって拡大していくということで、今計画が進んでいます。」

「実は、その試作機は、既に2006年と2007年と打ち上がっていて、今地球の周りを回ってるんですね。宇宙ホテルの原型になるものなんです。それを作っている会社は、アメリカのラスベガスにありますビゲローエアロスペースっていう会社なんですが、元々はラスベガスのカジノのあるホテルを経営している会社です。その、完全に民間の会社が自前で工場を作って、宇宙エンジニア達を引き抜いてきて、そこで宇宙ホテルの開発をしていて、それがいよいよ来年打ち上がるというところまで来ているんです。完成は2018年だそうです。」


本当にビジネスとしてやろうと思ってる人もたくさんいるってことなんですね。


「はい。その宇宙ホテルの中では、例えばお客様が無重力の状態でスパみたいな、温泉みたいなお風呂に入りたいとか、あるいは瞑想の部屋があったりとか、あるいはエンターテイメントが欲しいとか、そういう要望に応えるための準備も進められています。1週間も宇宙にいると、地球を見てるのも2日で飽きるっていうんですね。」

「1日目は感動して、2日目もやっぱり同じで、3日目になるともうそれの繰り返しになってしまうので何か別のことを宇宙でやりたいっていう、次のステップに進んでいくと。その時にやっぱり宇宙ならではの楽しみ方っていうのが必要になってくるということですよね。」

「例えば、宇宙マジシャンだとか、宇宙コンサートだとか、そういう人たちもやる側も育てていかないといけないですし、そういった技術も必要になってきます。マジックなんか、地上で物が浮いたらマジックですけど、宇宙だと浮いても当たり前なんですね。逆に宇宙では物が落ちたらマジックになったりするんですね(笑)。そういった新しい発想でマジックのタネも作っていかないといけないですし、地上とは全く違う考え方で楽しむっていうことが必要になってきます。まさに全く新しい領域というかフィールドなので、チャンスがいっぱいまだまだあって、これから誰がやってもその道で第一人者になれる。今はそういう段階なんですね。」


夢のあるお話を聞いたところで、コマーシャルの後、後半戦です。

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山崎さん、地球の周回軌道でビジネスといいますか、民間の宇宙飛行船に乗って行くという時代がやってきたということですよね。そうするとこの宇宙空間、この周回軌道が民営化されるっていうことですよね。


「そうですね。これはもともと、宇宙飛行士たちが、今までスペースシャトルだとか宇宙ステーションだとかで活動している領域、それが地球周回軌道っていうところなんですけども、地表から300キロとか400キロとか、それくらいの高さの高度までを言うんですね。で、300キロ400キロっていうと、すごい実は近いんですね。東京‐大阪間よりも近いんですね。」


そうですね、半分くらいです。


「そうですよね。なので、そういう意味ではすごく、まだ表面的な活動領域ではあるんです。みなさんが知っている宇宙飛行士が活動している部分っていうのはそこなんですね。」

「月に行くとか火星に行くだとか、あるいは小惑星に行くだとかそういうところは別次元でものすごく遠いんですね。一般的な感覚だと、宇宙ってスペースシャトルも月も火星も同じ宇宙って思われがちなんですけども全然違うんです。例えばソフトボールくらいの大きさに地球を小さくしたとしたら、スペースシャトルとかが飛んでるところっていうのは表面からわずか4ミリのところなんです。」

「一方、月は、地球から一番近い天体ですが、ソフトボール大の地球からすると、4メートルくらい先にあるピンポン球って言う感じです。4ミリと4メートルっていうのは、もう全然違うところですね。月は地球周回軌道を周回するスペースシャトルとは1000倍くらい遠いんです。火星はそれよりもさらにずっと遠い。そういう月とか火星とかっていうところは民間が手を出すのはまだまだ難しいんです。」

「ただ、スペースシャトルとか宇宙ステーションが飛んでる4ミリの部分、実際は地表から400キロの部分、その部分はもうこれまで50年以上も色んな宇宙活動が行われてきていて、もう国がやらなくても民間がそこを使えるくらいの技術も需要も出てきたということで、やっと民間に開放されつつあるんですね。」

「アメリカではこれまで国家事業で宇宙開発をやってた人たちがみんな独立して、民間企業を立ち上げて、その領域(地球周回軌道)を使ったインフラやサービスというのを作り出そうとしているという段階なのです。」

「別な例で言うと、インターネットは20年くらい前に、もともと軍事的なネットワークだったものが研究機関に開放され、あるいは大学に開放され、そして企業に開放されて、そして一般に使えるようになってきた。ホームページなんていうのは20年くらい前には全然みんな知らないし、インターネットって何?、ホームページって何?、電子メールって何?、みたいな、そういう時代だったんですけど、今はもう当たり前のようにみなさん使ってますね。GPSも同じです。」

「そういったものって、どこかで民間開放されて、一般の人たちが使えるようになると、一気に爆発的にサービスが良くなってきて、技術も向上していって、みんなが当たり前のように使えるようになってくるっていう流れになるんですが、今、宇宙でも同じように起ころうとしているんですね。」

「携帯電話もびっくりですよね。20年前は携帯電話はお金持ちだけが使えるもので、庶民はポケベルの時代でした。あるいは、デジタルカメラもなくて、使い捨てカメラがはやっていたころです。でも20年経つと劇的に進化します。宇宙も同じなんです。」


なるほどなあ。ルール決めなんて大変でしょうね。


「それは本当に大変だと思うんですけど、最初にルールありきでやると全部規制、規制で縛られてしまうので、これはインターネットでもそうなんですけど、最初はとにかくどんどん広げるために規制をオープンにしておいて、そこから必要になってきてから、またルールを作っていくという形で進めて行く。そういう意味では成り行きになっていくんですけども、そういうやり方で宇宙も進んでいますね。」


ということは、言ったもん勝ちっていう形になってますよね。日本はどうなんですか?


「日本は、どっちかというとルールがないと何も出来ない文化というかですね。」


なるほど。


「何もなくて好きにしたらいいよって言われると、何をやったらいいか分からないっていうふうになりがちっていうところもあるし、あるいはもともとその宇宙開発自体が国家事業として進めていて、民営化はまだ始まっていないっていう感じですね。」

「うちの会社みたいに、もともと自主的にやってる人たちが、世界と足並みを揃えてやり始めている人も出てきてるんですけども、国としてそういったところを支援してサポートしてっていう形にはなかなかなってないんですね。」

「どっちかというと日本では国家事業とバッティングしてしまうこととかがあったりして、なかなか民間が進めるのが難しいというのが現状なんですけども、そうは言っても、もうその発想でやってると世界に完全に遅れてしまいます。世界の流れは一気にオープンになってしまってて、子供から92歳のおじいちゃんおばあちゃんまで、もうすぐ宇宙に行きます!、そこで何々やります!みたいなスピードで進んでしまっているので、このままだと日本は世界に追いつけなくなってしまうんですね。」

「なので、そこがすごく心配なところではあるんですけども、インターネットで世界中が繋がってしまって、あまり日本とか国とか、そういうところに関係なくコミュニケーションもとれるし、協力もできるようになってきてますので、そういう意味では分かってる人や気付いた人は、すでに国の枠に捉われずに、どんどん宇宙事業に進んでいけるんじゃないかなというふうに思っています。」


なるほど。会社の国籍は日本にあったとしても、もう海外へ出て行って、海外のルールに従ってっていうか、開放されてるところからやっちゃえばいいと。宇宙なんかはやったもん勝ちですね。


「そうですね。」


メールなんて、本当に世界同時に、瞬間に繋がるでしょう。だから居ながらにして仕事どこでもできますからね。ものすごく距離が縮まりましたよね。


「そうなんですよね。今仮想的に世界中が繋がっています。なので例えば、地球の裏側にあるおいしいレストランに行こうと思ったら、写真ではすぐ見れるし、動画も見れる。ただ、実際に食べられるかというと、はやりそこに行くまではものすごく大変なんですね。」

「ところが、これから宇宙船が一般化していって値段も下がってくるとすごいことが起こるんです。みんな宇宙に行くっていうのは一方方向で地球の外に行くっていうイメージしかないと思うんですけど、もちろん宇宙船を上に飛ばしたら、まっすぐ宇宙に飛び出し、また元の場所に戻ってくるだけです。しかし、その宇宙船を斜めに飛ばすことを考えると、辿り着くところというのは全く違う地点に着地できるわけですね。」

「どうなるかと言うと、例えば日本からアメリカの方に飛び立つと、あっという間にアメリカまで行けてしまいます。ロケットを使うと、そこまで行くスピードが圧倒的に速いんですね。どれくらい速いかっていうと、飛行機で10数時間かかるような所でも、1時間とか2時間とかで行けるようになってしまうんですね。」


新幹線みたいですね。


「そうなんです。昔アメリカに行くのに3週間とか4週間とか船で渡ってた時代があって、一般の人たちが海外に行くって言ったら船旅が当たり前っていうところから、ようやく戦後、ジェット機に乗って海外に行けるようになりました。でもまだその時代では海外に行くのも飛行機に乗るのも夢だっていう時代があったと思うんですね。」

「しかし、それがわずか数十年で、もう今や、29800円でロサンゼルス行けますみたいな、あるいはタダで海外旅行が当たりますみたいな、そんな時代じゃないですか。時間が短縮されることによって、利用者も増え、とても安く、とても簡単に海外に行って帰って来れるようになってきた。もちろん大量輸送ができるっていうことも必要なんですが。」

「海外に行く時間の感覚が、10時間じゃなくて1時間になる。もし1時間でアメリカに行けてしまうんだったらもう10時間かけて飛行機に乗る人はいなくなってくるんですね。もう日帰りのように行って帰って来れるわけですから、向こうで昼ごはん食べてまた帰ってくることができるようになるわけですね。」


なるほど。


「そうなると例えば、社長さんが出張で向こうでスピーチして帰ってくるだとか、打ち合わせして帰ってくるだとか、あるいはお医者さんが向こうへ行って手術してすぐ帰ってくるだとか、そういった地球上の移動が、今の日本国内の移動くらいの感覚になってくるわけですね。」

「そうするとますます需要も増えてきます。例えば宅配などの物流とかも変わるでしょう。ありとあらゆるものが移動する時間が短くなる。つまり、どんどん地球が感覚的に小さくなってくる。そういうイメージですね。」

「そうなってくると、戦争とかも無くなると思います。もう戦ってる意味がだんだんなくなってくるんですね。同じ国の中で戦いをしてるみたいな形になってきてしまって、それよりも人々が交流していき、手を組んで色んなことに挑戦していくことの方がメリットが大きくなるんですね。」


いい方向性ですね。


「そういう宇宙時代がもうすぐやってくるんじゃないかなというふうに思っていますね。」


すごいなあ。宇宙ビジネスの時代が、やってきたとしたら我々の生き方っていうのは、どういう生き方をしたらいいと思います?


「そうですね。まずは無重力。宇宙と地上とで大きく違うのは重力があるか無重力か。その二つに、まず頭が対応できるようにしないといけないと思うんですよね。ロケットに乗ってアメリカに行きますっていうと、どうしても宇宙空間通過します。」

「その間無重力空間になるとしますと、そこで機内食を食べるのにも、今のままの食器だと浮いてしまうし、トイレをするのもすごく大変だったりとか、寝ててもふわふわ浮いてしまうとか、そういったところを全て無重力に対応できるようなサービスだとか技術を作っていかないといけないんですね。」

「要は頭の脳味噌の使い方が、重力がある場合とない場合っていうのを、いつもの2倍頭を使うくらいの余裕を持たなければいけないですね。これは名古屋で無重力体験をした人たちはみんな分かるんですけども、無重力を知らない人が何を見ても、例えばこのお茶を見ても、マイクを見ても、そこに収まってるのが普通じゃないですか。」

「これが浮くなんてことは考える必要はないんですけど、あらゆるものについて、これからの宇宙時代は無重力だったらどうしようっていうことを考えられる心の準備をしておかないと、ついていけなくなってしまいますね。」


面白いなあ。無重力体験っていうのは、大体ひとりいくらくらいでできるんでしょうか。気になりました。興味出てきましたね。

「今うちの会社では、色いろなサービスも付けながらひとり65万円で提供させていただいています。宇宙に行くよりも全然安い値段で無重力体験ができます。もちろん自分のお金で無重力体験を楽しむのもいいんですけど、そうするとちょっと高い気もしますね。」

「なので、そのかわりに会社の業務で提案して、経費で落とすという形がいいと思います。例えば年度末の決算期に、経費がちょっと余ってるから何か使うことないかな、というところをうまく狙って社内提案して、無重力で世界初の仕事をするということがいいんじゃないかなと思いますね。この教育BOXも是非無重力から放送して欲しいです(笑)。」


予算があればぜいやりたいね〜。3月に1週間くらいフライトがあるんですか?


「そうですね。今うちの会社では3月に7フライト分無重力飛行機を押さえておりますので、もしご興味がある方はご連絡頂ければ、今ならすぐに乗れます。」


ワッペン作ってくれたり、ツナギの服を作ってくれたりするんでしょ?


「そうなんです。とてもかっこいい宇宙飛行士みたいな恰好をしながら無重力飛行を行います。ひとりひとりが宇宙飛行士になれる訓練だと思って頂ければいいと思います。さらに添乗サポートサービスもありますし、映像撮影や写真撮影できますし、あるいは経験者たちが色々アドバイスしながら、無重力での楽しみ方も教えあったりとかね。普段では経験できないことだらけです。」

「でも、無重力状態って、想像や言葉にするのは難しいんです。写真や映像だけでも難しい。実際にやってみないと分からないことばいっぱい。一応YouTubeで『無重力チャレンジャー』などで検索してもらうと無重力の体験映像がいっぱいでてきます。ただ、それを見ても、やっぱり実際にやるのとは全然違うんですね。」

「この無重力体験は10歳からできるんですけど、なるべく早い段階で経験をしておくと、そのあとの人生でその無重力経験を活かして開いていく可能性っていうのが全然違うと思うんです。特にこれからの宇宙旅行時代を生きて行く子供たちにとっては。なので、例えばお子様の10歳の誕生日の記念にとか、20歳のプレゼントにとか。そういう形での体験でもいいと思います。」


贅沢な誕生日ですね。いいですね。


「はい、ちょっと贅沢ですが、家族で海外旅行いくとそれくらいかかってしまうので、これからは海外ではなく無重力体験っていうのもいいかなと思いますね。」


今夜は楽しい、わくわくするお話がたっぷり聞けましたよね。誰もが宇宙旅行できる時代が、もう本当にそこまでやってきているということです。日本人も、宇宙はお上のすることだという固定観念をもう捨てて、頭を柔らかくして、宇宙ビジネスにいつでも参加できるように心構えを持っておく方が良さそうですよね。

中村俊一の教育BOX新春スペシャル、第2回の今夜はゲストに国際宇宙サービス代表の山崎大地さんにお越し頂きました。山崎さん今日は本当にありがとうございました。3週連続のご出演に心から感謝いたします。

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実にナイスガイの山崎大地さん、最近は東奔西走の毎日のようです。宇宙的自由人が仕掛ける民間宇宙ビジネスの今後が大いに楽しみです。期待しております。

インドネシアでも宇宙講演会をしたらどうなるだろうな?面白いだろうなあ。