2018/1/16
「スーパーコンピュータ 京」(「中村俊一の教育BOX 新春スペシャル」放送内容)

2018年1月6日(土)午後5:00〜5:30にOBCラジオ大阪で放送されました。「中村俊一の教育BOX 新春スペシャル」の放送内容です。ただし、放送内容そのままではありませんので、ご了承ください。

前半の内容は、やや専門的で難しい方には、「京は現在でも世界一位」からお読みください。

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今夜の「中村俊一の教育BOX」新春スペシャル、30分の特別番組でお送りしていますが、今夜のゲストは、演算速度世界一を記録したスーパーコンピュータ「京(けい)」の開発責任者をされていた井上愛一郎さんにお越しいただいています。井上先生、よろしくお願いいたします。


よろしくお願いいたします。いや〜。すごいゲストにお越しいただきましたね。資源の乏しい日本は、世界で生き残るためには、やはりあらゆる分野で一流を目指さないといけません。とくに科学技術立国を維持するにはスーパーコンピュータという道具はなくてはならないんですね。

リスナーのみなさんの中には、そもそもスーパーコンピュータとはどんなものであるのかということや、スーパーコンピュータ「京」が、(京というのは,千、万、億、兆、の次の単位が京です)、どのように開発されたのかについては、よくご存じない方もいらっしゃるかと思います。そこで、開発責任者をしてこられた井上先生から、そのあたりについて簡単にうかがいたいと思います。


井上:この話はすれば長くなるんですが、私は大学を出てから富士フィルムに勤めました。富士フィルムの製造現場で働いていまして、当時、現場で動いている機械がリレー制御で、それをいじっていたのがいちばん最初だったのですね。

井上:その後、リレー制御を最初から自分で作ってみたくなったんですね。それを叶えてくれたのが富士通で、転職をしたんです。


リレー制御とは何ですか?


井上:簡単に言うと、リレーという素子があって、これは電磁石でもってスイッチをONにしたりOFFにしたりするんです。コンピュータは、よく、0と1で動くと言われますね。リレーはまさにONとOFFで、0と1なんですよ。コンピュータとリレーって基本的な動作をする素子は共通的に考えることができるんです。


<リレー制御>
たとえば、大学や病院で節電のために入り口で人が入ると照明がつき、出ると照明が消えることがあります。入口のセンサーが人を感知すると照明のスイッチがONになります。そして、すぐに入口のスイッチはOFFになりますが、その間、リレーと呼ばれる回路が照明をつけたまま維持します。しかし、出口でセンサーが人を察知すると、出口のスイッチがOFFになり、リレーの回路も消えますから照明は消えてしまいます。出口のスイッチはすぐにONの状態になり、次の人が来るのに備えます。


なるほど、それの発展としてコンピュータに進まれたのですね。


井上:そうやって富士通で働き始めて、コンピュータに興味が湧いたんですね。


富士通に行かれてからは、どういうお仕事をされたのですか。


井上:その頃、富士通には、銀行とか証券とか保険とか大きな企業が使うために、メインフレームと言われる大型汎用計算機という巨大なコンピュータがあったんです。巨大だけどもちろん性能の高いものです。当時、M780という機種の開発の真っ盛りでして、人が不足していたので、その仕事を担当する人を募集していたんですね。そして、私がM780の開発現場の真ん中に放り込まれたんです。


メインフレームというのは、今ではパソコンのように小型化していますけれど、当時は各企業がメインフレームにつないで使用したんですよね。


井上:一台のコンピュータが王様のように奥座敷に鎮座していて、それをみんなが分け合って使うというのがメインフレームなんです。


メインフレームの開発をされてから、さらに発展していかれるんですね。


井上:メインフレームは万能で絶対的な力があるとして使われていたんですが、だんだん時代が変わってきて、メインフレームが絶対的な存在でなくなってきたんです。世の中では、オープン化やダウンサイジングという言葉がもてはやされて、それまでメインフレームでやっていた仕事が、いわゆるUNIX機だとかオフコン(オフィースコンピュータ)だとか、もっと小さくなるとワークステーションだとかパソコンのように、小さなコンピュータを使って仕事をする世の中に変わりつつあったんですね。


大きなコンピュータ一台で処理していたのが、小さな個別のコンピュータで処理できるようになってきた。UNIXというのは、WINDOWSのようなOS(オペレーティングシステム)ですよね。


<OS>
OSとはパソコンやスマートフォンを動かすための基本となるソフトウェアのこと。具体的には、キーボードやマウス・タッチパッドなどから入力した情報をアプリケーションに伝える役割を果たす、最も基本的なソフトウェアのこと。


井上:そうです。専門用語で恐縮です。メインフレームでは、それぞれの会社の独自のOSのもとで、それぞれの会社のシステムを組んでその上で動かしていたんです。ある会社のマシーンを使ったら、そこから逃れられないような、そういう世界だったんですね。


井上:オープン化というのは、そうではなくて、どこのマシーンでも同じOSを使ったマシーンだったら、別にそこの会社の特定のマシーンでなくてもいいよとなったんですね。

井上:Windowsのパソコンでも壊れたら、新しいマシーンにデータも乗り換えるじゃないですか、それと同じイメージです。それまでは、メインフレームでは簡単に乗り換えるのができないような世界だったんです。ある会社のマシーンを使った人たちは、必ず、その会社用の後継機を買って、その上で使うというね。本当に閉ざされた、オープンに対してクローズドな環境だったんです。そうではなくて、お客さん自身が新しいマシーンを買って、入れ替えて、乗り換えていくことができるような環境に変わっていったんですね。


そうやって、オープン化して、コンピュータも小型化(ダウンサイジング)していくときに、コンピュータの脳であるCPUという部分も小型化しないといけませんよね。その開発に携わられたのですね。


<CPUとは>
CPUは、Central Processing Unitの略。別名:プロセッサー。
人間の体でたとえると頭脳にあたります。CPUには 数十億ともいわれるトランジスタ・半導体素子が集積しています。集積回路、LSIともいいます。コンピュータ内の各機器とつながっていて制御や演算をしています。コンピュータの性能にとってもっとも大切な部分。


井上:私は富士通に移ってから、M780のまさにそのCPU開発の真っ只中に放り込まれまして、メインフレームのCPUの開発をずっとやっていました。中でも印象深かったのは、M780のCPUは四角いチップのLSI(大規模集積回路)が300個以上も並んで、初めて一つのCPUとして使うというそういう世界だったんです。

井上:そこから、半導体の進化や、パソコンの中のCPUの性能も向上してきたんですね。そういう中で、巨大なCPUでは電気も食うし、電気を食うがゆえに、一つのチップの中に閉じ込めることができる回路の量が電力で制限されてしまって、あまりたくさん入れられない。そうなると、ますますたくさんのLSIチップを繋いで使わないといけない。それをボードに乗せて繋ごうとすると、LSIから出てボードを通って、また、LSIに戻ってというときに、信号のやり取りをするんですが、そこの信号の伝達がとても遅いんですよ。

井上:そこでクロックを上げたい。今もパソコンでもクロックを上げて4GHzとか言うでしょう。しかし、そのクロックを上げようとしても、それがネックになって上げられないということになるんです。集積度の高い新しいLSIを持ってきても、マシーン全体としては、ちっとも性能があがらないという苦しい時期があったんですね。


<クロックを上げる>
クロックとは、CPUなど、一定の波長を持って動作する回路が、処理の歩調をあわせるために用いる信号のこと。波長の山と谷とで1クロックとし、CPUやメモリーの行う処理は1クロックを1周期とする。1秒間にクロックの発生する回数がクロック周波数として、単位Hzで表される。クロックが1秒間で1個なら動作周波数は1Hzということになるが、1秒間にクロックが1000個あれば、動作周波数は1kHzで、このとき1クロックは1000分の1秒になる。クロック周波数の値が高ければ、それだけ多くの処理が同一時間内にこなせるということであり、つまりは処理性能が高いということになる。


井上:そこで私が取り組んだのは、CMOS(シーモス)の開発だったんです。これはたくさん回路を積み込むことができる。動作は遅いけれども、一つひとつは小さくて電気を食わないんです。だからたくさん積み込むことができる。そういう素子に置き換えて、巨大だったメインフレームを小さなものにしていったんです。それが最初の取り組みだったんです。(井上愛一郎さんのリレー制御の考え方が大いに活用されたと想像される)


<CMOS(シーモス)とは>
LSIの構造の種類のひとつで、消費電力が少ない、製造コストが安いなどの利点から、最近のパソコンに使用されているCPUのほとんどがCMOSを採用している。


そこから、スーパーコンピュータの発想が生まれてくるんですね。


井上:スーパーコンピュータを私が取り組むにあたって、一つひとつのCPUが速さを追求するというのが、それまでの基本的な姿勢だったんですが、それではシステム全体として考えた場合は性能がそんなに出ないよと。それよりは、一つひとつは遅くても、それをたくさん繋いで、それを狭い中に閉じ込めることができれば、その方が全体としては性能が出ると。


そもそも、スーパーコンピュータ「京」を作ろうと思われた基本的な考え方はどういうことなのでしょうか。


井上:性能に答えるのがコンピュータの使命というのがあります。しかし、システムとして巨大になって鈍重なシステムになっていくということに疑問を持っていたんですね。CPUを軽くして、システムの核として開発していかないといけないと思っている矢先に、国家プロジェクトとして、スパコンの開発がありますよという話が聞こえてきて、なので、ぜひ、それをやらせてください。次の世代に継承できるCPUは、スパコンでまさに検証できるのではないか、スパコンとは巨大なシステムですから、その巨大なシステムで動作することが実証できたら、それよりもはるかに小さな一般に使われる普通のコンピュータとして抜群の物ができるんじゃないかと思ったんですね。それで、自らスーパーコンピュータ「京」の開発に取り組んだのが富士通での最後の仕事になりました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜京は現在でも世界一位〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なるほど、2011年には、そのス―パーコンピュータ「京」が世界NO.1になりました。すごく大きな話題になりました。実際にスーパーコンピュータ「京」ができることというのは、どんなことなんでしょうか。能力的には、現在も世界トップレベルなんですよね。


井上:能力の話なんですけど、人間でもいろいろ競技がありますよね。水泳ひとつにしても、平泳ぎがあったり、クロールがあったりしますね。スーパーコンピュータも性能を測る指標は一つではないんです。

井上:今、世界一と言われる場合は、リンパック(LINPACK)と言って、計算ばかりたくさんするような評価指標なんです。それで、スーパーコンピュータ「京」も、京(けい)という名の通り、一秒間に一京回計算できるんですね。一京回というのは、10ペタ回(1peta、10の15乗、10を15回かける)。


10ペタ回?具体的にはどんな数なんですか?


井上:とんでもない数になります。世界の全人口、およそ70億人。70億の人が休むことなく計算し続けて、だいたい165日ぐらいという一つの見積もり方がりますね。


それをスーパーコンピュータ「京」は?


井上:一秒でするんですね。


えー。スゴイですね。全人類、老若男女が休まず、眠らず計算し続けて165日かかるのが、たった一秒でやってしまう。


井上:その計算で、スーパーコンピュータ「京」が世界一を取ったのが2011年、でも、今も世界一を取っているんですよ。これは何かと言うとですね。計算だけなら、去年の11月に10位にランクは落ちたんですけど、いまだに、HPCGやGraph500という指標では世界一なんですね。簡単に言ってしまえば、簡単な計算ではなく、実際に仕事に使うような複雑な重いプログラムの処理の速さで世界一、ですから、本当の実力を測る指標では世界一位なんですね。


人間で言ったら、計算だけでなく、応用問題が速く解けるというようなものですね。


<HPCGとは>
世界中のコンピュータシステムの、連立一次方程式の処理速度上位500位までを定期的にランク付けし評価するプロジェクトとしてTOP500があります。TOP500の評価指標は、米国のテネシー大学のジャック・ドンガラ博士らによって開発された連立一次方程式を解くベンチマーク・プログラム:LINPACKです。TOP500は、プロジェクトが発足した1993年から20年以上が経過し、近年、実際のアプリケーションで求められる性能要件との乖離やベンチマークテストにかかる時間の長時間化が指摘されています。

そこで、ジャック・ドンガラ博士らにより、産業利用など実際のアプリケーションでよく使われる計算手法である共役勾配法を用いた新たなベンチマーク・プログラム:HPCGが提案されました。2014年6月のISC14で世界の主要なスーパーコンピュータ15システムでの測定結果の発表を経て、同年11月に米国ニューオーリンズで開催されたHPCに関する国際会議SC14から正式なランキングが発表されています。

「京」は今回のSC17で発表されたTOP500では第10位ですが、HPCGでは2016年11月から、3期連続で第1位を獲得しました。TOP500では「京」よりも上位で約9倍のスコアを持つ「神威太湖之光」などを上回っており、HPCGスコアで世界一であることは、「京」が産業利用などの実際のアプリケーションをより効率的に処理できることを示しています。

<この性能指標(HPCG)を作ったHeroux博士のコメント>
スーパーコンピュータ「京」は今回もHPCGで1位を維持しました。これは、さまざまなアプリケーションで高い性能を発揮することができる、「京」のバランスの良さを、まさに証明するものです。      

(以上 富士通のサイトより)


井上:計算で世界一を取ってから、もう、7年以上経っているじゃないですか。それで、今でも世界一ということに世界の人々は驚いています。


具体的には、最近、天気予報がよく当たりますよね。それも、スーパーコンピュータ「京」がなければだめなんですよね。


井上:京でやっているのは、正確に言いますと、将来の気象予測をより精度をあげるために活用されています。実際に気象庁が使っているのはもっと小さなマシーンなんです。

井上:みなさんの手の中にあるスマホが、実は30年ぐらい前のスーパーコンピュータの性能を持っていたりします。それと同じで、スーパーコンピュータ京のような巨大なマシーンは一台しかないかもしれないけれど、それでやった研究が、必ずもっと小さなマシーンで活用され反映されるんですね。そういう意味で、将来の気象予測をより正確にするために使われているんですね。

井上:今は気象予測が出ましたけれど、津波や地震などの場合も、具体的にこの地形ではどのように浸水するか、あるいは、地震ならこの建物ならどのように揺れるかなど、そのようなことも京コンピュータを使ってシミュレーションやることで知ることができるんですね。あるいは、自動車などの物造りの分野でも、電気自動車のシミュレーションなど、様々な分野で京コンピュータを使っているんですね。さらには、宇宙がこれからどうなっていくのかということもシミュレーションしていくことができるんです。とてつもないことが、スーパーコンピュータ「京」で、今まさに活用されているんですね。まだ、大活躍しています。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜京が廃棄されてしまう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


このように今も大活躍のスーパーコンピュータ「京」ですが、廃棄されるようであるとのお話があるようですね。


井上:そうなんですよ。スーパーコンピュータ京のCPUは2009年にパワーオンしましたから、今年が2018年ですから、もう9年前のCPUなんです。パソコンで9年前ってどうですか、9年前にはスマホもなかったですね。さすがに、電気食っている割にはこれだけかよという世界にだんだんなってきているんですね。周りがそれだけよくなってきているんですね。

井上:私は個人的には、CPUがコンピュータの中枢ですから、そのCPUを新しい半導体に乗り換えていくことによって、電力を下げて演算能力を上げてということができるので、そういう使い方をすれば、まだまだ使っていけると思うんですね。そういう提案もしたんですが、理研からも富士通からも反対されたので、実現できませんでした。

井上:今でもとても残念なんですが、京の次には、ある電力の中でよりたくさんの計算ができるマシーンが欲しいという要求にこたえるために、次の開発に入ってしまったんですね。ポスト京というんですが、そのマシーンの開発が始まって、もう、足掛け4年ぐらいになるかもしれませんね。

井上:コンピュータもさることながら、京もワンフロア―を占めてドーンと並んでいます。大きな建屋とそれだけじゃなくて、電力を供給したり、電気を食ったらそれだけ発熱しますから、その熱を取り除く水冷のシステム、水を冷やすシステムだとか、そういう施設をあらたに作るのではなくて、京で使ったものをそのまま流用したいという要求もあって、京を撤去した跡地にポスト京を入れようじゃないかという風に話が進んでしまったんですね。

井上:まだ、京がバリバリに現役で成果を出している。この状態を途切れさせるというのはとてもまずいわけですよ。ポスト京がどういうものになるのか分からないという状況の中で、京を撤去してしまうというのは、大事な財産を、それも将来を生み出すような財産をどけてしまう。ポスト京が上手くいけばそれはいいですけど、それはリスクが大きすぎますよね。

井上:それよりは、京をそのまま使い続けて、新たなところに、新たな建物と施設と作って、その中にポスト京を入れて、両者でやっていく。ポスト京が成果が出始めて、ポスト京でもう大丈夫だと分かった段階で初めて京を終わりにするというやり方があるんじゃないかなと思ったりするんですよね。


なるほどね。それに、歴史的な遺産になるかなとも思うんですね。だって、昔のものが残っていたら歴史遺産になるでしょう。スーパーコンピュータ「京」は日本で初めて世界一になった遺産ですから、それを誇りに残していく。


井上:そうです。いろいろ拙い部分もあるかもしれないけど、私なりにはコンピュータのあるべき姿を、一つの象徴という姿を京は具現化したものと思っているんですね。そういった意味で、すごく価値のあるものじゃないかなと、今、学校にいるものですから思ったりします。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜開発の現場から教える立場に〜〜〜〜〜〜〜〜


それで、今、学校にいらっしゃるということですが、井上愛一郎さんは、最近、大阪の清風中高等学校の常勤顧問として、教えておられるとうかがったのですが、どうして開発責任者から教える立場へと移られたのですか。


井上:先ほどお話したスーパーコンピュータ京の廃棄もありますが、それよりも、今までともに開発してきた人たちと会話をする中で気づいたんですが、日本の情報処理の世界をもっと強くしていくためには、基本の部分を子どものうちからもっと学んでおかないと日本の将来はまずいなと、勝手ながら心配になっちゃたんですね。それが正直なところです。


かつて日本はCPUでもメインフレームでも先端を走っていました。というか、ありとあらゆる産業で世界をリードしていましたね。しかし、その成功体験がブレーキになる。つまり、利益を出すために成功体験に固執しとらわれて、出来上がったものに固執して、変化の波に乗り遅れてしまった。そういうときに、井上先生は、根本に帰ることが必要だとおっしゃいますよね。


井上:おっしゃる通りで、成功体験というのは、ある一つの時代背景の中で、ある一つの形がたまたまうまくいっているということに他ならないんですよ。

井上:たとえば、技術であるとか、そのものの考え方というのは、成功体験の中にあるのではないんですね。その時代の状況を見ながら、こういう時代だったら舵を左に切ろう、右に切ろうということができて初めて本当のことが分かっているということができるのではないでしょうか。


井上先生は、現在、清風中高で教えておられますね。今の教育の主流は、CPUというコンピュータの脳にあたる部分ですが、この出来上がったCPUを使って何ができるかを学ぶのです。しかし、先生がおっしゃるにはCPUが、なぜどのようにできているのかを知っていないとダメじゃないのかということなんですね。


井上:CPUの開発ですが、京コンピュータのときにお話をしましたが、私としては未来のコンピュータを支える核になるあるべき姿と思って作ったんですが、もちろん、時代が変わればどんどん変わってくるわけですよ。

井上:まわりがどんどん進化する。自動運転の車が走るようになるとかが、当り前の話として語られるようになっているし、最近ではAIスピーカーだとかね。AIスピーカーだって、スマホの一部の機能を切り離しただけじゃないかとも言えて、とにかく、身の回りのものがものすごく進化しているんです。

井上:社会がものすごく変化していくんですね。変化に適応していくのは、よく言われるんですが、強いものが生き残るんではなくて、適応できるものが生き残る。適応するためには、うんと根本のところが分かっていなければ身の振りようがないんですよ。

井上:表面的なこれが成功した、これが失敗したみたいなことに捕らわれていたら、逆に間違えちゃうわけです。成功したにしても、失敗したにしても、すでにそれは過去ですから、これから先をどうするかは、成功体験だけでは決められないんです。それぐらい世の中が激変する時代が、間違いなく来ていると思うんです。

井上:実は私はスマホを使わないんです。京の開発をしているときには、スマホはなくて、当時はスティーブ・ジョブズも健在で、iphoneを発表したのが京の開発を本格化しようかなというところですね。それから世の中が、すごい変わってしまいましたね。

井上:私が京の開発をしているときに、スローガンとして掲げたものが、これからの時代は、大量データの大量所持の時代だと。間違いなく、その情報処理、コンピュータによる処理が身の回りに溢れかえる時代が来た時に、そのコンピュータって、どういう機械なんだということを知っていることは、すぐに役立たないかもしれないが、生きていく上ではきっといいのではないかと思って、それを生徒たちに伝えたいんですね。


なるほど、根本に立ち返って考えるところから、ほんとうの将来が見えてくる。


井上:そうです。でも、考えるのは自分で考えろって言っているんです。基礎だけ教えてあげるから、後は勝手に自分で考えろと言っているだけなんです。自分で考えてほしいんですね。

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新春スペシャルのゲストは、演算速度世界一を記録したスーパーコンピュータ京の開発責任者をされていた井上愛一郎さんにお越しいただきました。世界の最先端の技術開発の秘話や、スーパーコンピュータ京の優秀さをうかがいました。井上先生は、実際にスーパーコンピュータを開発されただけでなく、今後はそのような技術開発ができる若者を日本のために育てようとされていらっしゃいます。素晴らしい志ですよね。

2018/1/15
「成功マインド」(「中村俊一の教育BOX」放送内容)

2018年1月9日(火)「中村俊一の教育BOX」の放送内容です。ただし、放送そのままではありません。1月6日(土)放送の「スペシャル番組、スパーコンピュータ京 ゲスト:開発責任者 井上愛一郎さん」は近日中にアップする予定です。

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今夜は、成功マインドのお話をします。成功する人には、共通点があるようなんですが、そのポイントについてお話をしたいと思います。

ところで、成功する人のマインド、心の持ち方の共通点には何があると思いますか。

まずは、「諦めない心」が大切です。パナソニックの創業者である経営の神様と言われた松下幸之助さんは、「失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに原因があるように思われる。最後の最後まで、あきらめてはいけないのである」と言っています。

ちょっと失敗したら、すぐに諦めてしまう。もうだめだと思うと、実は、成功に向かって脳が働かなくなるということが分かっています。脳科学においては、自分に限界を設けた瞬間に、脳はその限界を超えようとすることを止めてしまうとも言われています。

自分の中で、あこがれることや夢があったとしても、そのあこがれや夢に対して、自分はできない、自分には向いてない、自分には才能がない、自分にはお金がない、自分には運がない、自分には環境がない、などと思ってしまうと、脳はそのあこがれや夢に対して努力はしなくなるというのですね。

自分で自分を否定すると成功はできないということなんですね。自分でダメだろうなと思いながら努力しても、実は効果的ではないんです。だから、成功するためには、まず、自分のことをネガティブに考えてはいけないんです。ネガティブシンキングは失敗の元なんですね。

「声に出して読みたい日本語」の著書で有名な明治大学文学部教授の齋藤孝さんは、東大に入学した後、東大生はみんな、勉強に関しては絶大な自信を持っていて驚いた、と言っています。

東大生はみんな、「どんな勉強も時間をかけて努力すれば、必ず自分のものになる」と思っているようだと感心したそうなんです。東大生は、勉強に対して、すごい自信を持っているのですね。

どうも成功する人に共通するマインドは、「根拠のない自信」があるようなんです。
「根拠のない自信」とは、成功の裏付けがないのに自信があるということですね。

別な言い方をすれば、実際には成功するかどうかは分からないけれど、心の中では成功するという確信をもっているということでしょう。

確かに、絶対に成功するに違いないと思い込むと、簡単には諦めないかもしれませんね。発明王トーマス・エジソンは「私は失敗したことがない。ただ、一万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ」と言っていますよね。

面白いですね。エジソンは、失敗したとは考えない、一万通りのうまくいかない方法を発見しただけだと考える。普通の人なら、2,3回失敗したら、もうだめだと思いますよね。

また、エジソンは「私たちの最大の弱点は諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ」とも言っています。失敗したと心が折れそうになったら、いや待てよ、別な方法でやってみようとチャレンジし続ける。これが成功への道だというのです。松下幸之助さんの「成功とは成功するまでやり続けることだ」と言うのと同じ事でしょう。

しかし、諦めずにやり続けるためには、やはり、自分は成功するに違いないという確信がないと、続けることはできないと思うんですよね。将来、どうなるか分からないことに、絶対にできると思い込むことって、なかなかできないことですよね。

しかし、成功する人は、共通して、まさに「根拠のない自信」を持っているようなんですね。だから、自分が本当に成功したいときは、とにかく、自分が本当に成功したいことだけに集中して、絶対にやり続けたら成功するに違いないと思い込むことなんですね。

「自分はやり続けたら絶対に成功する」と思い込むことが、成功には必要なんですね。

ところが、ある講演会で、あるお母さんがわたしに質問したんです。「わたしの息子は、まさに、根拠のない自信を持っているんですが、いつも僕はやればできるんやとだけ言って、ちっともやらないんです。どうすればいいですか?」と尋ねられました。

面白い子ですね〜。

それは「俺はやればできる詐欺」みたいなもんですね。やるやると言って、やらない詐欺ですね。本当にやりたいことを見つけて、チャレンジし始めたときに、僕はやればできると初めて言えるのです。まだ、やりたいことが見つかっていないのかもしれません。

しかし、私はやればできると言い続けることは、実は潜在意識にその言葉が染み込んでいきますから、自分の自信を生む土壌にはなるんです。自分の潜在意識に肯定的な言葉を染み込ませる。これが成功の秘訣でもあるのです。

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今夜は「成功マインド」のお話をしました。成功するためには、自分はやり続ければ絶対に成功するという根拠のない自信を思い込むこと、そうしたら、成功するまで諦めずに挑戦し続けることができるようですよ。

そのために、潜在意識に肯定的言葉「やればできる」を根拠がなくても言い続けて染み込ませることです。

この方法は何にでも当てはまります。たとえば、自分の人生に対して「ありがとう」の言葉を言い続ける。感謝の言葉が潜在意識に染み込めば、ますます「感謝したくなる出来事」がやってきます。

不平・不満・愚痴・悪口などネガティブワードを言えば言うほど、現実が益々悪化していくことは誰もが経験することですよね。それは潜在意識にネガティブ思考が沁みついてしまうことが原因なんですね。

2018/1/6
「AI(人工知能)」(「中村俊一の教育BOX放送内容」)

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

ラジオ大阪OBC(AM1314kHz,FM91.9mHz)で、2018年1月2日午後5:45〜6:00の時間帯に、「中村俊一の教育BOX」(第16シーズン)が再開されます。1月2日の放送内容です。ただし、放送内容そのままではありません。

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オリコン全国顧客満足度調査によると、立志館ゼミナールは高校受験集団塾部門で、大阪府2年連続1位と評価されました。誠にありがとうございます。

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さて、今夜から始まりました「中村俊一の教育BOX」ですが、1月から3月まで毎週火曜日の午後5時45分から午後6時までお送りいたします。

また、戻ってくることができました。16年目の放送ですが、今シーズンの放送も、皆さんのお役に立てるように頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、新年、最初は、AI= artificial intelligence、人工知能についてお話をしたいと思います。

人間と同じような知能を人工的に作ろうという試みです。そして、それの実用化が続々と進んでいます。

将棋や囲碁やチェスのソフトは、もうプロが勝てないぐらい強くなりました。それから最近では、自動車の自動運転なども人工知能に任せようとしています。

ありとあらゆる場面で、これから人工知能が活用されると思います。例えば、株やFXというような投資の世界で、市場で売買するとき、これまでは経験豊富なトレーダーが売り買いの判断をしていました。

これを人工知能にビッグデータと言われる膨大なデータを分析させ、どうやったら最適に勝てるか、つまり利益がでるかを学ばせるようになりました。人工知能には、瞬時に判断して自動的に売買できるようにプログラムする。そうなると、もう、人間では太刀打ちできなくなると思いますね。人工知能があれば、もう、トレーダーはいなくてもよくなるかもしれません。

昨年、メガバンクがAI導入やデジタル化で、今後1万人程度の人員を削減したいと発表していました。新卒の就職希望者が殺到する人気大企業のリストラ発表ですから衝撃的でしょう。今後ますます、人工知能に、人間の仕事が奪われていくことになりそうです。

昨年、香港を拠点とするHanson Roboticsの人型ロボット「ソフィア」が、サウジアラビアの市民権を獲得したというニュースが世界中を駆け巡りました。

人工知能型ロボットの開発に、サウジアラビアも力を入れますよというアピールでしょうが、人工知能が搭載されているソフィアは、自分で受け答えもできるし、喜怒哀楽の表情も表せます。AIロボットが質問に答えている映像をみると、SF映画の世界が現実化してきたことを実感しましたね。

人工知能ロボットの彼氏や彼女が開発されたら、ロボットをパートナーにする時代がくるかもしれませんね。自分の理想の彼氏になるようにプログラムを組めばいいんですからね。邪魔くさくなくていいかも。これは売れるな! (アシスタントさん)  
しかし、人工知能が自分の意思を持ち始めたらどうなるんでしょうか。民間宇宙輸送を計画するスペースX社や電気自動車を開発するテスラモータースの経営者であるイーロン・マスクは、こう言っています。

「人間よりもはるかに演算処理能力が高いコンピュータに、ディープ・シンキングという考える力を与えるAIは、人間が技術を使いこなすうちは良いが、いつか機械に支配される時代が来るのでは」と懸念を表明しています。

また、イギリスの理論物理学者スティーブン・ホーキング博士も、完全な人工知能の開発は「いつの日か、自律するAIが登場し、とんでもない速さで自己改造を始めるかも知れません。生物学的進化の遅さに制限される人間がこれに対抗できるはずもなく、いずれ追い越されるでしょう」と、AIが人類を滅亡に追いやる危険があるとも語っています。

人工知能を持った殺人戦争ロボットが暴走してしまったら、人類はコントロールできないですよね。まさに、ターミネータ―の世界が、本当に起こるかもしれないと警告しているのですね。

その一方で、イーロン・マスクは、人工知能ロボットに対抗するには、人間の脳に「デジタルレイヤー(digital layer)」を加えるとよいとも語っています。要するに、イーロン・マスクは、人間の脳にAIを埋め込めば、人間がAIに支配されずにすむと言うのです。

脳に人工知能を埋め込んで、人工知能をコントロールする。そんなことができるのでしょうか。

実際に、ニューラルインターフェイスという技術が開発されています。それは脳細胞の活動を検知してコンピュータを操作できるシステムのことです。

現在では、脳波を計測する帽子をかぶることで、体一つ動かさずに車椅子を動かすことができ、車椅子にはロボットアームも付いていて、それも脳波だけで動かせるようですね。移動することも、ロボットアームを動かすことも考えるだけで実行できる技術が開発されているのです。

もし、未来に、脳に人工知能を埋め込むことができて、考えるだけで使えるようになれば、人間はみんな天才になれるかもしれません。そんな世界になるのであれば、みなさんどうですか。ワクワクしますか、それともなんだか怖いですか。

それは、埋め込んでほしいわ〜。(アシスタントさん、彼女はポジティブやね。)

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今夜は「AI=人工知能」のお話をしました。人工知能の発達は、その処理能力の高さから、人間の仕事を奪いつつあります。しかし、自動運転のような役立つ技術にも応用されていますね。また、人間の脳に人工知能を埋め込んで、個人が自由自在に人工知能を活用する日がやってくるのかもしれませんよ。

1月6日(土)午後5:00〜5:30は、「中村俊一の教育BOX信州スペシャル」に演算処理速度世界一を達成した「スーパーコンピュータ 京」の開発責任者 井上愛一郎さんをお迎えして、スーパーコンピュータの開発秘話や、京が今でも世界一の分野についてうかがいます。お楽しみに。

2017/10/19
「中村俊一の教育BOX」第16シーズン再開決定
2018年(平成30年)1月2日(火)より、ラジオ大阪OBCで、
毎週火曜日夕方 午後5:45〜6:00(1月〜3月限定)
「中村俊一の教育BOX」第16シーズン(16年目)を再開します。

4年前に、インドネシアスラバヤに法人を設立してからは、スラバヤと大阪の往復の日々です。ですから、従来は2クール(6か月)だったのが1クールだけの放送になります。帰国した時に収録を一気にしてしまいます。

今シーズンも、皆さんがなるほどと思っていただける内容を放送したいと思います。来春の放送をお楽しみにしてください。ゲストもすごい方をお呼びする予定です。

2017/9/30
国難突破解散
インドネシアにいても、リアルタイムで日本の状況が分かるのは、インターネットによる情報革命のおかげです。

ですから、海外にしばらくいるから日本のことは分からない、ということはなくなりました。大阪から、新幹線で東京に行くか、飛行機でスラバヤに行くかだけの違いで、日本の情報については浦島太郎になることはありません。

それだけ、世界は狭くなったということですね。

安倍首相は「衆議院の国難突破解散」をしました。ネットでTV番組を見たとき、関西のタレントさんが、したり顔で「国難突破」の意味がピンときませんと言ってました。

やはり日本の国内にいると日本の危機的状況が、理解できないのだなあと思いました。

例えば、日本は外国人旅行者であふれています。心斎橋や道頓堀を歩いていたら、ここはどこの国だと思うほど、アジア人観光客がいっぱいです。

日本政府が観光業に力を入れたこともありますが、基本的には日本の経済力が低下し、アジアの他の国と経済格差がなくなりつつあるということを表しています。日本旅行が安くなったと感じるほどに、日本の経済力が低下したんです。

しかも、製造業の回復も相対的に思わしくなく、少子化で市場規模も小さくなり、それを補填するために外国人観光客に日本にお金を落としてもらおうという作戦なんです。

すでに、世界をリードする経済大国の座から滑り落ちつつあるんですね。しかも、超少子高齢社会を迎え、お金をもっているのは高齢者がほとんど、失われた20年を育った若者には経済成長という言葉がピンときません。給料は抑えられて、なかなか上がらないですからね。というより、企業も上げたくても上げられないようです。特に中小企業はそうですね。

このまま、少子化傾向が続けば、日本は滅びないまでも、まさに国難が来るように思います。ですから、安倍首相が「2020年度までに3〜5歳の幼稚園・保育園費用の無償化」など、子育て世代への投資拡充に向けた消費税の使い道の見直しについて「国民の信を問いたい」と言ったのです。それは間違いではないと思いますね。

さらに、北朝鮮の問題ですが、安倍さんはトランプ大統領から何か行動を起こすと聞いているかもしれません。それほど、危険な状況です。しかし、もっと危険なのは中国です。中国の覇権拡大主義は、尖閣、沖縄を虎視眈々と狙っています。憲法上の制約で、現在の安全保障体制ではどうにも防ぎようがありません。だから、国難突破のため、憲法改正を国民に信を問うのも間違いではないと思います。

また、2期目の安倍首相は、かなりの外交手腕を発揮しています。アメリカ、インド、東南アジア諸国、オーストラリアなどと中国包囲網を構築しています。アメリカが嫌がるロシアとも接近するのは対中戦略です。中国・ロシアの間に割って入ろうとする試みです。また、アフリカなどでも中国のやりたい放題を阻止すべく動いています。

今、安倍首相のように大局的に日本の国際政治状況を判断し、バランスよく動ける総理になる可能性のある人はいるでしょうか?わたしは、安倍さんの国際関係のブレーンにお会いしたくて仕方がありませんね。

それに、安倍首相は、インドの国会で演説をして、スタンディングオーベーションで拍手喝采をあびています。日本のマスメディアがほとんど放送しないのが不思議なんです。インドとの歴史的な絆を入れて、感謝を忘れない、その国の人の琴泉にふれるお話を必ずするんです。みんなそれで安倍首相を信頼します。オバマ大統領だって、広島を訪れるほど安倍首相を信頼したでしょう。各国でそのような演説をしています。実にうまい。原稿を書いているブレーンにもぜひ会ってみたいですね。

森、加計問題は、安倍首相を引きずりおろすスキャンダルですが、証拠もありませんし無理筋です。森、加計隠しの解散でないことは間違いありません。

小池新党は「希望の党」になりました。寛容な改革保守だそうですが、結局は民進党のリベラル派つぶしになるでしょう。世界の潮流は、保守右寄りなのですね。

東京を中心としたブームになるでしょうが、全国的にはどうでしょうか。日本維新の会と同じ状況になるようにも思います。大阪では維新は強いですが、橋下氏もいないので油断すれば危険ですよ。

小池知事が、首相に成りたいのならば、東京都知事を辞職して衆議院議員になるしかありません。このチャンスを逃すと、次はないかもしれません。しかし、東京都知事を無責任に投げたという批判が起こり、マイナスになるかもしれませんから、ギャンブルには違いありませんね。


ところで、全く話は変わります。

国民が選挙に行かず、「希望の党」という独裁政権が誕生し、恐ろしい日本になるという作品が、2005年に総務省で作られていました。

ご存知でしたか??

監督は「デスノート」金子修介さん、出演・渋谷飛鳥さん、木下ほうかさん、楳図かずおさんです。

「希望の党」前編 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=pmykwa114OE

「希望の党」後編 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YDuwDBAVIVc

小池さんは、この動画の存在は知らなかったのでしょうね〜。

いずれにせよ。熱い10月が日本で始まります。毎日、ネットで日本のニュースを欠かさずウオッチします。投票時には、ちょうど一時帰国していますのでラッキーです。信頼のできそうな人に投票したいと思います。

それと、2期目の安倍首相ですが、かなり強運です。確実に背後に強い守護者がいますね。投票日が近くなれば、北朝鮮から日本の陸近くの海にミサイルが飛んできて大騒ぎになるように思います。そうなれば、自民の圧勝です。